水引の梅結びとは?意味や簡単に作れる結び方を水引専門店が解説!

水引の人気の結び方に梅結びがあります。かわいい見た目ですが、どのようなシーンで使う結び方かご存知でしょうか。水引はシーンによって適した結び方があるので、使い方が合っているか不安に感じる人も多いはず。
そこで今回は水引専門店の東京水引が梅結びが持つ意味や自分で梅結びを作ってみたい人向けに簡単に作れる結び方を解説します。ぜひ、大切な人への贈り物に梅結びの水引を使ってみてください。
水引とは?
水引(みずひき)とは、和紙をこより状にして固めた飾り紐(ひも)のことです。日本では古くからご祝儀袋やのし紙に水引をかけて贈る伝統文化があります。
水引の結び方は様々ですが、あわじ結びやちょう結び(花結び)が有名です。結び方によって異なる意味を持つため、シーンによって適した使い分けが必要です。
梅結びの意味
梅結びは、水引の結び方の中でも特に縁起の良い結び方として知られています。日本では古くから「松竹梅」が縁起物とされてきました。
結び目が梅の花のように見えることから名付けられた梅結びは、「固い絆」「運命向上」「魔除け」の3つの意味を持ちます。梅が冬を乗り越えて春に咲くことや梅結びが複雑な結び方であることからこのような意味が込められたと考えられています。
梅結び以外の結び方の一覧や意味を知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
水引の結び方一覧 | 基本の蝶結びとあわじ結びからおしゃれなアレンジまで水引専門店が紹介!
梅結びを使うシーンやルール
水引の結び方の基本的なルールにすぐにほどけてしまう結び方は何度でも繰り返して良いイベント(出産や昇進祝いなど)、固くほどけにくい結び方は1度切りのイベント(結婚式など)が適していると言われています。
梅結びは、固くほどけないあわじ結びをベースにしているため、1度きりのお祝いに向いています。ただし、梅は古くから縁起物の定番ということもあり、用途を問わず使っても一般的には失礼にあたりません。そのため、気軽に水引を使ってみたい人におすすめです。
梅結びの水引の本数
水引を利用する際は、水引の本数にもルールがあるので注意が必要です。5本で一束として結ぶのが一般的で、簡略版として3本、より丁寧な7本など奇数にするのがルールです。
しかし、本数によって梅結びの大きさが変わってしまうので、デザインや大きさを重視する人は2本や4本をあえて使うケースもあります。特に、4本は「死」を連想してしまい失礼に感じる人もいるので使い方には注意しましょう。
【大きさの目安】
6本:約3.5cm
5本:約3cm
4本:約2.5cm
3本:約2cm
2本:約1.5cm
梅結びの結び方
梅結びの結び方は以下の手順に沿って作ると簡単でおすすめです。
1. 結びやすくなるように水引をしごいて柔らかくします。目打ちを使うのがおすすめですが、ペンなどの丸いもので代用することも可能です。
2. 5本の水引を重ねて両端を揃えて持ちます。右が前になるように中央部に丸を作ります。5本の水引が層になるようにするのがポイントです。
3. 左側の水引を2で作った丸に重ね、交わっている部分を左手で持ちます。
4. 右側の水引の端を最初に作った左側の輪の中に通します。この時、5本の端を揃えておくことが重要です。端が揃わないときは、内側から1本ずつ引っ張ることで調整できます。
5. 水引の端を上→下→上の順番に通していきます。水引の並び順が変わらないように注意しましょう。
※この状態で形を整えたらあわじ結びになります。
6. 真ん中の輪が小さくなるように、左右の輪を両手で引っ張ります。内側の水引から順番に引っ張るとさらに輪が小さくなります。
7. 形が整ったら、左側の水引を中央の輪の中に通します。結びの裏面に沿って引くと4枚目の花びらができます。
8. 4枚目の花びらに右側の水引を上から通して、全体の花びらの大きさを整えます。
9. 裏側にして残った水引を交差させて、根本をワイヤーで固定します。
※ワイヤーなしの梅結びを作りたい人は糸やボンドで固定することも可能です。
10. 余った水引を切って、表にしたら梅結びの完成です。
梅結びのかわいい箸置きの作り方
梅結びの結び方をマスターした人は少しアレンジして水引の箸置きづくりに挑戦してみましょう。キーホルダーにするのも可愛くておすすめです。どちらも基本の結び方ができていれば簡単に作れます。
【材料】
水引:5本(45cmの水引がおすすめ)
ニス(食品衛生法に適合したもの推奨)
目打ち
ハケ
目打ちやハケはダイソーなど100均ショップでも購入できます。水引も100均ショップで購入できますが、初心者の方だと水引専門店で販売している絹巻水引が扱いやすくておすすめです。
【作り方】
1. 梅結びが結べたら、水引を引いたり寄せたりしながら輪郭を変えたり、凹凸をつけていきます。
2. ハケを使って、ニスを塗っていきます。ニスは接着の役目もあるので、結び目が重なる部分や端にもしっかり塗りましょう。
3. ニスがしっかりと乾ききったら完成です。
詳しい作り方はこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。
水引の作り方 | 初心者でも簡単にできる結び方や水引アートの作り方を解説!
自分で作るのが不安な人は水引専門店の東京水引で!
東京水引は、東京目黒で生まれた創作水引のブランドです。東京水引では、水引アクセサリーの販売や水引体験のワークショップ運営を行っています。
東京水引の水引アクセサリー

東京水引の作品はすべて水引作家中村江美の監修により手づくりされた作品です。ハンドメイドで作ってみるのもよいですが、おしゃれなデザインの水引アクセサリーを身に着けたい人はプロが作った作品がおすすめです。
複雑なデザインや水引の曲線美が感じられる水引アクセサリーを取り揃えており、水引ピアスや水引の髪飾りなどが人気があります。通常のアクセサリーと比べて軽いので、装着の疲労感がないのも水引アクセサリーの魅力です。
東京水引の水引アクセサリーは、東京目黒の店舗またはオンラインショップにてご購入いただけます。
東京水引のワークショップ

作り方が不安な人は、水引のワークショップに参加してみてはいかがでしょうか。東京水引では、水引体験ができるワークショップを開催しており、箸置きやネックレス、ピアスなどの作品を作れます。
少人数制で、先生がしっかりとサポートしてくれるので、初心者の方でも安心してご参加頂けます。ものづくりを体験してみたい人や大切な人に手作りのギフトをプレゼントしたい人におすすめです。
まとめ
今回は、梅結びが持つ意味や梅結びの結び方について紹介しました。梅結びは、シーンを問わず様々な場面で使える結び方です。見た目もカワイイのでぜひ梅結びを使った水引アクセサリーも手に取ってみてください。
東京水引では、おしゃれなデザインの水引アクセサリーやご祝儀袋の水引を販売しています。東京の店舗だけでなく、オンラインショップからも購入頂けます。