はじめての水引。基本の結び方とつくり方
水引をはじめて結ぶ方へ。あわじ結びと平梅結びの基本、水引を扱うときのコツ、箸置きへのアレンジまでを順を追って紹介します。
水引を自分で結んでみると、一本の線が少しずつ形になっていく面白さが分かります。まずは基本の結びをひとつ覚え、色や本数を変えながら手を動かしてみましょう。
この記事では、既存の写真を見ながら「あわじ結び」と「平梅結び」を練習し、最後に小さな箸置きへ展開します。
はじめる前に
水引は、そのままだと曲げにくい場合があります。手や目打ち、丸みのある道具を使い、折れないよう少しずつカーブをつけてから結ぶと扱いやすくなります。
複数本を一緒に使う場合は、途中で順番が入れ替わらないよう、端をそろえて持つことがポイントです。
あわじ結び
あわじ結びは、水引の基本としてよく知られる結びです。両端を引くと結びが締まり、贈答の水引にも用いられてきました。
手順
- 水引をしごき、ゆるやかなカーブをつけます。
- 複数本で結ぶ場合は端をそろえ、右側が手前になるよう中央に輪をつくります。
- 左側の水引を最初の輪に重ね、交点を指で押さえます。
- 右側の端を輪の中へ通します。
- 端を上・下・上の順に通し、並びを崩さないよう少しずつ形を整えます。
最初から強く締めず、左右の輪を少しずつ動かしながら均等に整えると、きれいな形になりやすくなります。
平梅結び
平梅結びは、あわじ結びから展開する花のような形です。
手順
- あわじ結びをつくり、左右の端と輪に少し余裕を残します。
- 右側の端を上から通し、下へ出します。
- 左側の端を、できた穴へ上・下・上の順に通します。
- 輪の大きさを少しずつ調整し、全体が均等になるよう整えます。
一度に完成形へ近づけようとせず、輪をひとつずつ整えるのがコツです。
箸置きにアレンジする
基本の結びができたら、小さな箸置きへ展開できます。
既存記事の目安では、5本で結ぶ場合、あわじ結びは約30cm、平梅結びは約45cmの水引を使用しています。素材や結びの大きさによって必要な長さは変わるため、少し余裕を持って準備してください。
- あわじ結びまたは平梅結びをつくります。
- 輪を引いたり寄せたりして、箸が置きやすい立体感に整えます。
- 必要に応じて仕上げ剤で形を固定します。
- 十分に乾燥させて完成です。
食卓で使う作品にニスや仕上げ剤を使用する場合は、製品表示を確認し、用途に適したものを選んでください。
色と本数を変えてみる
同じ結びでも、水引の色、本数、輪の大きさで印象は大きく変わります。まずは形を正確に覚え、その後に自分の組み合わせを探してみるのがおすすめです。
東京水引では、完成した形だけでなく、結ぶ時間そのものを文化体験として伝えるワークショップも行っています。
まとめ
水引は、手順を覚えるだけでなく、線を整える感覚を身につけることで少しずつ表情が変わります。最初は一本、ひとつの結びから。慣れてきたら、色や本数、立体への展開を試してみてください。