梅結びとは。意味と結び方の基本
梅の花のような形をつくる水引の梅結び。結びの特徴、使われる場面、本数の考え方、基本の結び方を紹介します。
梅結びは、あわじ結びをもとに花びらのような形へ展開する水引の結びです。梅の花を思わせる姿から、祝いの飾りや小物、アクセサリーなどにも使われています。
梅結びの意味
梅は、寒い時期を越えて早春に花を咲かせることから、古くから吉祥の植物として親しまれてきました。梅結びも、祝いの場や贈りものに取り入れられることの多い結びです。
「固い絆」「魔除け」など複数の意味が紹介されることがありますが、地域や作り手によって説明はさまざまです。ひとつの意味だけを唯一の由来として断定せず、梅という吉祥のモチーフと、ほどけにくい結びの形を重ねた表現として捉えると分かりやすいでしょう。
どんな場面で使う?
梅結びは、祝儀袋や贈答の飾り、正月飾り、髪飾り、アクセサリーなど幅広く使われています。
正式な贈答では、結び方だけでなく色・本数・地域の慣習も関わります。婚礼や弔事など格式を重んじる場では、市販の金封の用途表示や地域の慣習を確認してください。
本数について
贈答の水引では5本、3本、7本などが使われる例があります。一方、創作水引では、仕上がりの大きさや線の見え方に合わせて本数を選ぶこともあります。
「必ず奇数でなければならない」と一律に考えるのではなく、正式な贈答なのか、装飾・作品制作なのかで分けて考えるのがよいでしょう。
梅結びの基本手順
- 水引をしごき、ゆるやかなカーブをつけます。
- 水引をそろえ、右側が手前になるよう中央に輪をつくります。
- 左側の水引を輪に重ね、交点を押さえます。
- 右側の端を輪へ通し、上・下・上の順で編むように通します。
- ここまでの形を整えると、あわじ結びになります。
- 中央の輪を小さくしながら左右を調整します。
- 左右の端を中央へ通し、花びらが5枚に見えるよう整えます。
- 裏面で端を固定し、余分な部分を処理します。
複数本で結ぶときは、途中で水引の並び順が入れ替わらないようにすることがポイントです。最初から強く締めず、少しずつ輪の大きさを整えます。
箸置きなどへ展開する場合
梅結びは、平面のまま飾るだけでなく、少し立体感をつけて箸置きや小物にもできます。仕上げ剤を使う場合は、製品の用途表示を確認してください。食卓で使うものは、使用する仕上げ材が用途に適しているかを必ず確認します。
まとめ
梅結びは、基本のあわじ結びから一歩進んだ、水引らしい造形を楽しめる結びです。まずは少ない本数で形を覚え、慣れたら色や本数、立体への展開を試してみてください。